入学試験について
A:できるだけ多くの受験生に受験の機会を提供するため、4回の入試を設けています。ただし、2月1日のA入試とB入試は同日に実施されるため、どちらか一方しか受験できません。C入試とD入試とは自由に組み合わせることができるため、最大で3回(例:A・C・DまたはB・C・D)まで受験することが可能です。
A:得点を加算するような優遇措置はありません。ただし、小学6年生の場合、1回の試験では実力を発揮できないこともあります。最大で3回まで挑戦できますので、本校を第1志望にお考えの方は、複数回の受験もご検討ください。
A:近年は定員に対して受験者数が増加しています。そして、入学後の授業についていけるかどうかを考慮すると、各教科とも少なくとも50〜55%以上の得点を目指して準備していただけるとよいでしょう。ただし、年度により異なりますので、これはあくまで目安とお考えください。
A:4教科とも50点、合計200点満点です。ただし、テスト時間は国語と算数が50分、理科と社会が30分です。国語と算数はB日程2科入試と同じ問題です。ちなみに、2科入試は国語・算数とも100点、合計で200点満点です。
A:2科・4科合わせて約15名の募集です。どちらが有利・不利ということはありません。いずれも200点満点で採点します。社会・理科が得意な方は、ぜひ4科での受験もご検討ください。
A:面接は受験生2名・面接官2名による10分間の形式です。「本校を志望した理由」「自分の得意なこと・興味関心のあること」については、どの面接官も必ず質問します。うまく答えられなくても、一生懸命に応えようとする姿勢があれば問題ありません。緊張するのは当然のことですので、わからないことは「わかりません」と答えていただいて構わないので、リラックスして臨んでください。ただし、面接官の質問や同席した他の受験生の発言に耳を傾けられない、じっとしていられないといったことが特に目立つ場合は、入学後の学校生活への影響を考慮し、合否の参考とさせていただくことがあります。
A:得点換算の制度はありません。ただし、面接では必ず「自分の得意なこと」について質問しますので、その際にぜひアピールしてください。
A:ありません。
A:B入試で公立中高一貫校を併願される方については、延納制度がございます。詳細は入試要項をご確認ください。
A:塾に行く必要があるかどうかは、お子さんの学力の状況次第ですが、本校の入学試験では、小学校の教科書を大きく超える内容や、学校で基本的に学ばないような難問を出題することはありません。
ただし、教科書の内容をただ暗記するだけでは対応できない応用問題を出題することはあります。
現在の小学校での授業を大切にし、「なぜそう考えるのか」という思考を大事にして、日々の勉強に取り組んでいただければと思います。
学校の勉強についていくのが難しいと感じる場合は、小学生のうちに、または受験をきっかけとして、学習に対する姿勢を見直しておくことが望ましいです。
受験に向けては、限られた時間内で解答用紙を埋めていかなければなりません。6年生の後半からは過去問題を繰り返し解くことで、出題形式に慣れておくと安心して試験に臨めるでしょう。
学校生活について
A:生徒の割合は、年度によって多少の差はありますが、中学から受験で入学する生徒が約65%を占めています。1学年は34~36名のクラスが4つあります。
A:すべてのクラスが、小学校からの内部生と中学校から入学した外部生の混合クラスとなります。生徒はすぐに環境に慣れますので、心配は不要です。内部生は学びにおいて自分の意見を自由に表現できる雰囲気を持っており、外部生も安心して自分の考えを話せる環境が自然と生まれます。逆に、多くの外部生との出会いは、内部生にとっても大きな刺激となり、視野を広げるきっかけになります。どうぞご安心ください。
A:明星学園では、「自分の頭で考え、仮説を立てる」「自分の考えを他者に伝え、他者の意見を聞いて思考を深める」といった学びのプロセスを大切にしています。そのため、各教科では正解をただ暗記することよりも、正解にたどり着くまでの過程を重視した独自のカリキュラムや教材を使い、大切なテーマにはじっくり時間をかけて取り組んでいます。ただし、文部科学省の検定教科書をまったく使わないわけではありません。授業の目的や内容に合わせて、必要に応じて取り入れることもあります。
また、知識として覚えることや、できるようになることも大切にしています。基礎がなければ、深く考えることはできません。英検や漢検への取り組みも教科として推奨しており、生徒たちも前向きに取り組んでいます。
A:基本的に課題に取り組む姿勢ができていれば、授業についていくことはできます。ただし、「わかる」と「できる」は異なります。本校の成績報告書では、単なる5段階評価だけでなく、提出物、小テスト、授業での様子なども含めて、それぞれの教科ごとに詳細な内容を記載しています。
もちろん理解が不十分であったり、課題の提出ができていない場合には、補習を含め細かい個別のフォローを日常的に行っています。
A:原則として、全員が高校へ内部進学できます。ただし、以下のような場合には注意が必要です。
①中学3年時の欠席が授業日数の1/3を超えている場合は、内部進学の推薦がされません。
②学校生活や生活態度に著しい問題がある場合には、内部進学が推薦されない場合もあります。
また、授業についていくことが厳しい生徒については、適宜指導のうえで他の進路を検討してもらうこともあります。学校としては、すべての生徒が高等学校へ進学できるよう、一人ひとりに丁寧な指導を行っています。
A:明星学園には「明るく元気」というイメージがあるかもしれませんが、実際にはさまざまなタイプの生徒が在籍しています。
休み時間に一人で静かに本を読んで過ごすのが好きな子や、ぼーっとする時間を大切にする子もいます。そうした生徒が無理に干渉されず、自分の時間を持ちながら集団の中に居られるのが明星学園の良さです。
ただし、自分の考えや気持ちを伝えられる人になってほしいというのは明星学園の目標でもあります。嫌なことは嫌だと言える、疑問を持ったことは「おかしい」と言えなければなりません。表現の仕方は人それぞれですが、明星学園の授業の中では自然とその力を鍛える方法を持っています。入学当初はなかなか自分の考えを言えない生徒でも心配はいりません。自由な雰囲気の中で、きっと成長していきます。
A:スクールカウンセラーは配置していません。専門のカウンセラーに任せるのではなく、すべての教員がそれぞれの視点から生徒の内面と向き合うことを大事にしています。
ただし、話しづらいことや個別の相談については、保健室の養護教諭が相談窓口となっています。学年主任と養護教諭は日常的に情報を共有しており、必要に応じて外部の専門カウンセラー等をご紹介することもあります。
A:特に制限を設けているわけではありませんが、学校生活の中心はあくまで授業です。学業をおろそかにして外部の活動を優先することは認めていません。
ただし、学業に真剣に取り組む生徒に対しては、できる限りの協力・応援を行います。担任と相談しながら、計画的に時間を使って学業と芸能活動を両立してきた卒業生も多くいます。
なお、高校進学後は出席日数を含めて単位取得をする仕組みとなるため中学校とは異なる対応となります。
A:土曜日に公式戦が行われることも多くあります。中体連に加盟しているクラブの大会による欠席は、公欠として扱われます。
A:通学時間が長い生徒や、習い事をしている生徒もいるため、クラブ活動は全員参加ではありません。
ただ、中学校には16のクラブがあり、活動のスタイルはさまざまです。仲間と一緒に都大会や全国大会などの高い目標に向かって練習に励むクラブもあれば、自分のペースで落ち着いて取り組みながら、安心できる居場所となっているクラブもあります。
生徒たちは、自分の興味や関心、過ごし方に合ったクラブを選び、学校生活をより充実させています。
A:詳しくは「部活動」のページをご覧ください。
A:2019年度に都大会以上に進出したクラブに陸上部と弓道部があります。和太鼓部は全国大会の常連となっている高校生と一緒に活動しています。また、アンサンブル部は中高合同クラブとして高い水準の演奏会を開いています。
A:例えば弓道部では、ほとんどの生徒が中学に入ってから初めて弓を手にします。アンサンブル部や和太鼓部も、初心者を前提とした基礎から練習が始まります。
特別な経験や技術を持っていなくても、自分の興味や関心をきっかけに一歩ずつ努力を重ね、仲間とともに悩みながら成長していく姿が見られます。そうした日々の積み重ねが明星学園の学びのかたちであり、クラブ活動もその延長に位置づけられています。
A:原則としてお弁当を持参していただきますが、ご家庭の事情で難しい場合には、昼食時のみ営業する校内の売店をご利用いただけます。朝に注文票を提出すれば、高校の食堂から日替わり弁当や唐揚げ弁当、おにぎりやサンドイッチ、などの軽食が届けられます。ぜひご利用ください。